最初タイトル違ったんですが、あんまりにもあんまりなタイトルだったので。
最近ボキャブラリーが貧弱になりつつあって非常にまずいこうみょうさんです、こんばんわ(挨拶)

結婚式に某恋愛ゲームを物理破壊したよ!事件(詳細は省略)が変な波紋をよんでおりまして。 
その結婚式に某巨大オールジャンルイベント主催が参加してたと。それを笑いながら呟いてたと。
そのイベントの理念として「すべての表現を受け入れる」となってるのに、ゲーム壊すのはいいのか、理念は嘘っぱちじゃねえか!と。

……言い方悪いが、イベント主催に対して「潔癖」を求めすぎてるなあ、「徳」がないとやっちゃいかんみたいなこと言ってる人もいるなあという非常にざっくりとした感想。

イベント主催に求められるものって、もちろんお金とかスケジュール能力とかいろいろあるけど、一番重要なのは「人徳」というか居心地の良さを感じるってことじゃないかと思います。
好かれる、とは違うと思います。
なんていうか、あの人と一緒にいたら、あの人のイベントに参加したら、絶対楽しい気分になれる!っていう空気をまとっている人が主催に向いてるかなと思います。「主催のあいつは嫌いだけど、イベントは大好きだ!」みたいのはありなんじゃないかなあ。
そして、人をよく動かせるという能力も必要かなと思います。
そういう人の周りには、手伝ってやるぜ!って人も集まってくる。主催がどれだけ無能だったとしても、そういう人たちを使うことができる能力さえあれば、イベントは成功させることが可能だったりします。 

人を使うって言い方は、あんまりいい意味に聞こえないんで誤解されそうなんだけど、他人の持つ能力を見極め、その人たちの能力を引き出し、そしてその人たちが「楽しく、気分よく」能力を発揮した結果イベントを成功させるってのは、そう簡単にできることじゃない。もちろん、「使われた側」に当たる人たち(スタッフとか)が「使われてる」という自覚があるかどうかは別として。

こういうことができる主催ってのを、世間では「カリスマ」というような気もします。

人間っていろんな考えを持っているものだから、100人が100人好かれる人ってまずいないと思います。それに、そういう「カリスマ」な人に嫉妬する人というのはどうしても出てくる。嫉妬=嫌いと思い込む人もいるし、これ自体は防ぎようもなければダメなことではないと思うのです。
でも、あいつ嫌いだ、むかつくと言いながらも集まるイベントってのはある。
「集まる理由は主催のためじゃねえ!好きサークルが来てるからだ!」
って意見は当然あるが、 その好きサークルはなぜそのイベントに来るのか?というところを考えると、最終的に主催が…ってところまでつながると思うのです。
そんなものだと思うのです。

とはいえ。
そうじゃない主催は駄目だ!ってことはないです。
そういう人ばかりじゃ面白くないし、こういう「カリスマ性」なるものは、生まれつきの人もいるだろうけど、経験を積むことによって開花する人も多いと思うのです。 


しかし。


カリスマというところまで上り詰めてしまうと、周囲の人間が「カリスマ」であることを強要するのですね。
カリスマたるもの、聖人君主でなければならない。みたいな。
発言と行動に矛盾を生じさせてはいけない。
これが内部でそういう話なら好きにしやがれでいいと思うのですが、めんどくさいのは、関係のある外部の人間もそれを求めようとするのよね。 
人間、そんな素晴らしい人はいない。ハメだって外すよ。そんなことはみんなわかってるはずなんだが。
はずなんだが。
……何故かそれを勝手に求め、その幻想が崩れると批判側に回ってしまうのよね。別に幻想をいだいてたのは相手側だけであって、当の本人としたらいつもどおりのことをやっているだけだったとしても。

同じ人間だと思うのに。
カリスマと呼ばれてるような相手だったとしても。
そう勝手に思ってる人間だったとしても。
自分と同じ、人間なんだけどね。 

……冒頭の事件に関しては、私個人はあんまり擁護できないよなあとは思ってるんですよ。
縁起をかつぐ結婚式に「壊す」「縁を切る」を想定する行動と発言ってどーよ?とか、そもそも人のものを勝手に壊しちゃいけません!とか、サプライズはされた側が最終的に喜ぶことがサプライズであって悲しませることを指すんじゃない!とかあります。ついでに前の記事でいったことの繰り返しになるけど、ツイッターというのは全世界に発信されてしまうものであり、当然部外者含めてあっという間に拡散され批判食らうものだということは自覚しないといけない(身内だけに公開するような狭いネットワークではない)ということを肝に銘じるべきだと思います。
思いますが。
……別にイベント内で行われた行動ではないし(スタッフの結婚式だったらしいのですが、スタッフのつながりって別にそのイベントだけじゃない場合も多いしねえ…)、イベントと結びつけて批判するのは、さすがに潔癖を求めすぎなんじゃねーかな?と思います。

……ああ。
それと、「その壊されたゲームが好きだった人が抗議する」こととは別だと思います。それを見て怒るのはわかるよ。それは怒っていいよ。
ただ、怒っていいのは「好きなモノを(自分のものではないとはいえ)壊されたこと」であって、「参加者が所属していたイベントの理念」に対してではないと思うのです。

なんだろうな。
感情を分けるってことは難しいと思うのです。
だから、すごく綺麗事を言ってるなーという自覚はあるのです。
そうなんだけど、怒りを解くって1つずつ解きほぐして行かないと解決しないのよね。まとめて解決しようとかって、できなくはないんだけどやっぱり難しい。 
あと、私怨的なものを一般論という隠れ蓑をかぶせて抗議してるケースもあって、そういうのって一般論で解決しようとしても相手は納得しない。なぜなら、本当の理由は個人的なものだから。そっちが解決しないとまず納得はしない。
だから、怒ってる方は怒ってる原因を整理したほうがいいと思うのです。
早く解決させたいのならば。
(あと、いいから落ち着けっていう意味でも整理したほうがいいです。本人は落ち着いているつもりでも、第三者が話を聞くと、一体何に対して怒っているのか、それどころか何を言っているのかさえわからないケースが非常に多いです。 それでは、相手もどうしていいかわからないので対応しようがなかったりするのです)

なんていうか、さ。
深呼吸って大事ですよ。