いや、本人たちは「逃げて解決させる」つもりはないのかもしれないのですが。

ネットという文化が、こういうものを可視化させてるのだと思うのです。
「逃亡することで企画モノをなかったコトにする人たちの存在」

……昔からあったじゃん、だから当たり前じゃんという気はないですよ。良くないですもの、こういうのは。特に同人イベントで参加者から(何らかの名目で)金銭を徴収しているようなものに対し、逃亡という手段でなかったコトにするのは。
とはいえ、なんか今年は目につくよな、そういうことがと思ったりしております。
……別要因のものを含め、中止になるイベントが多いってのが、余計注目してしまうだけなのかなあとも思っておりますが。

お金が絡むと執念深くなるというのは、同人にかぎらず人間ってそんなもんだと思うのです。なので、悪い言い方をすると、ネチネチと逃亡した相手をヲチするというか、ストーカーもどきかパパラッチなレベルで追いかけるというのは(いいか悪いかは別として)普通の行動だと思うのです。

……個人的には、ヲチ組の中でも行き過ぎた行動はどうなのかなあと思っています。その行動の恐怖さに逃亡してる人もいるんじゃなかろうかと思います。もちろん、逃亡する相手をかばう気は全くありませんが、怖いと逃げるって気持ちはわかるのです…。なんていうか、草木一本残らないレベルでの叩きヲチの恐怖は、体験しないときっとわかってもらえないだろうなあと思うレベルで恐怖です。 叩きという攻撃を人に体験してみやがれ!なんて言うつもりはないんですけど(他人にそんな恐怖をあじあわせたくないしねえ)。

とはいえ。
こわかろうとなんだろうと、やっぱ逃げちゃダメなのよね。
んでもって、逃げることで解決させようとする人に、ついてくる人はいないんですよ。
もちろん、時間がたって、そのことを知らない人たちが支えようとついてくるかもしれないけど、その時に同じ事をすればまた離れていく。
時には逃げることって必要だとは思います。何も行動が取れないくらいの状態ならば、一度その場から逃亡して自分の状況を整えることは必要かと思います。
が、その場合は、ちゃんと後でフォローし、すべてのもやっとな問題を解決させなければならないと思っています。

まずは、ごめんなさい。
その次に、今すぐできることと、時間がかかるので待ってほしいことを説明する。
できることから解決していく。

人間ってだれでも失敗はするものだし、うまくいくと思ったことがそうはいかなくてダメになった上に他人に迷惑をかけてしまうということはあるのです。そういうことが一回もない人なんかいないはず。
そういう時に、どういう行動を取れるかってのが、その人の価値を決めるのではないかなあと思います。

誰かに相談してもいいと思うの。
誰かを頼ってもいいと思うの。
とにかく、動きを見せてほしいなあと思います。
そして、負の遺産を全部精算して、それから、一歩前に向かって歩いてほしいなあと思います。


 

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