タイトルに【電波】って入っている記事は、基本的に妄想というか、頭おかしい系の記事でございます。一応解説しときます。

最近ってほど最近の話でもないのですが、「地方イベントはどんどん衰退していく!」って話が定期的に上がってまして。
その内の一つに「地方イベントに参加する若い子が同人誌を作らないでラミカポスカばかり作る」ってのがあります。
うん。確かに、地方イベントのラミカポスカ率はかなり高いです。私の初心者時代は【便箋】だったんだけどねーラミネート機高かったし。

……じゃなくて。

若い子が本を作らないと、このまま同人文化が廃れるし、地方イベントに魅力がなくなってしまう!という話が出て、「んーまーそんなことはないんじゃないかなー」とのんきに思ってるのですが、地方オールジャンルイベント主催スタッフさんなんかは危機感を抱いてるようで。


同人文化云々はさておき、何故若い子がラミカポスカばかり作るのか?

簡単に言うと「同人誌を作るが難しい」になるんですが、この難しいの意味が色々あるようなんですよ。
一般的に本を作るよりラミカポスカのほうがお手軽で簡単にできるっていうのが定説な気がします。
あとは、「同人誌を作る楽しみってのを知らないだけ!」ってのを某イベントのスタッフさんに力説されたんですが。

間違ってないと思います。
ただ、それだけかなあと、若い人達の話を聞いてると思う私がいる。

最近、「Pixivなどの投稿サイトで点数3桁後半~4桁以上もらえるレベルに達しないと同人誌など出すべきではない!」というアホみたいな都市伝説が、まことしやかに語られてるようです。ああ、そういや話だけは聞くなあ。【あなたみたいなヘボピコ手がコミケ当選して大手の●●さんが落選するということはあってはならないので、あなたみたいなのはコミケ申し込まないでください!】とかっていう頭痛い話。最近はその変形バージョンなのか【小説なんか誰も読まないので、漫画描きのためにコミケ申し込むのやめろ】とか。
……えっと、匿名できたことがあります、私。ヘボ小説書きでごめん。
こういうのはあくまで都市伝説っていうか、勝手な思い込みとわがままな人間がどうしてもいるって話なだけで、そういう人は声が大きいぶん目立つんだけど、数としてはほんとうにごく少数です。

ただ、そんな妄言を本気にしてしまう何かってのは今の同人誌即売会にあって。

……一昔前はいざしらず、最近はオフセット本が主流じゃないですか。それも表紙フルカラーPP貼りとか。もちろん、そんなサークルばかりじゃないのは知ってるんですが、書店委託可能なのは基本オフセット本。それも表紙とかかっこよかったり可愛かったりしてるようなものばかり。某巨大掲示板なんかみても【ピコだから落とされた】みたいな話もちらほら。
そういうのをみていると、【きらびやかなオフセット本を作って売れるレベルに達しないと本を作ってはいけないんじゃないか】と思う人は、思ってるより多いようです。
コピー誌でいいじゃん!とロートルオババは思うのです。コピーで5冊だけ作ってみて、作るのが楽しい、そしてそれを見てもらえるのが楽しい!からはじめるものだよ同人ライフってのは!と思うのですが、最近そうじゃないっぽい。いきなりオフセットから始めないと同人誌じゃないらしい。
地方即売会でも、同人誌というと委託コーナーに並ぶ大手系の本ばかりで、直接参加で本はあまりなく、つまりそのレベルの本が作れる財力と技術がないとダメって【オトナに言われてしまう】みたいです。
(ものすっごい余談なんだけど、とある地方のオールジャンル即売会…ぶっちゃけYouのライブに最近参加した時、若い人達が遠巻きに見て組んで【どーぞどーぞ、手にとって見てってね」みたいな声かけをしたところ【本を汚してしまうから】と断られたことがあって唖然としたことがあります。いや、なんのための見本誌ですかと。興味が無いって断られるなら分かるんですけど、その断り理由はびっくりした)

閑話休題。

じゃあ、どうしたら若い子が本を作ろうかなと思ってもらえるか。
(ここからが電波です)
別に同人誌ってのはオフセット本だけじゃないのです。コピー本も立派な同人誌です。このブログを見る何人かはわかってくれると思うんですけど、コピー本だから出来る豪華仕様ってやつもあるのです。男性向けはいざしらず、女性向けの同人誌はコピー本だからといって見劣りしない本も多いのです。いろんな意味で。

ならば。

「オフセット本禁止オールジャンル同人誌オンリー即売会」とか開催したらいいんじゃね?(電波受信)

一応オフセット本の定義として「印刷所で印刷・製本したもの」とします。
最近オンデマ印刷とかあるんで。ようするに原稿ができたあと、印刷所で印刷してもらって製本まで終わって搬入されるみたいなのはアウト。通常コピー機でも、印刷と針金製本までやって吐き出してくれる機械あるんですが(コピーセンターの最新機とか、EditNetプリンテックのDIYコーナーのものとか)、それは判別できないのでセーフ。ノリ綴じがダメってわけでもないので、自宅用の製本用ホットメルト使ってノリ綴じしたものもOK。印刷所に持って行く訳じゃなければ自宅用カラープリンター本もOKだし、なんだったら肉筆同人誌もOK。
みたいなイベント。
(実はそういうイベントがないわけではない。ケットコム主催(?)で年1だかやってた)

……オフセット本だけが同人誌じゃない。もっと気軽に本を作っていいんだよ。
ってのを訴えるほうが、若い人が本を作りやすくなるんじゃないかなあとちょっと思ってます。

あとは、創ったものを評価してもらえる環境。いや、「何この下手くそ!」ってのも評価なんだけどそういうことじゃなく、「面白い!」とか「こういう本探してました!」とか「大好きです!」みたいなプラスの評価。
こういうのを促す企画の一つとしてYouのライブでよくやっている「コピー本コンテスト」かなあと。あれは印刷所がバックについて、優勝者は次の本を無料で印刷してあげるよ!ってのがあるからなあ。と書くと、どうせうまくない人は意味無いじゃん!っていわれるんだけど、Youのコンテスト(というかコンテストだいたいその形式だと思うんだけど)スペースNo.を書いてあるから、その本が気に入った!と思えば直接スペースに行って買えばいいし、その時に感想とかも言える。どうしても人気投票な側面もあるので、人気ジャンルの本が上位に来てしまいがちって言うのはあるんだけど、逆に創作系で「コピーでここまで出来るんだ!」って本に巡り会えたりするので(スペース全周しても見落とすのよね、そういうサークル)コンテスト自体はありです。イラストコンテストだとどうしても「絵」だけで勝負なのであれですが、本のコンテストだと、「表紙絵」以外の要素で投票する人も結構多いみたい(と以前参加して思った)。


……で、こういう企画を考えると「じゃあてめえやってみろや!やって答え出してみろや!」って喧嘩売られるのですが、一番の難点は、私、オールジャンルイベントをやろうという気が、あんまり、ない……(サイテー)。
あ、えっと。遣っても成功しそうもないからとかじゃないんですけど(こういうある意味キワモノ系本オンリーは定着に時間かかるとわかってるので、最初から成功を狙っても無理だと思ってる)、人脈とか、そもそもの自分の活動ジャンルとかを考えると、ええ、その……。