同人活動に限った話じゃないでしょうが、漫画や小説描いたら感想って欲しいですよね。
読んでくれてる!次を期待されてる!って言うのがわかるだけで、書き手としてはやる気が出ますよね。
なので、同人誌とかも読んで【この人の作品面白かった!次も楽しみ!】って思ったら、モノの差し入れもいいけど、感想とかのお手紙をもらったほうがサークル側としてはありがたいです。
(モノの差し入れは、手作りは怖いし、食べ物は賞味期限が怖いし、日常品は多すぎても困るし、好みじゃないものは処分に困るし、かさばるものは持ち帰るの大変だし……etc.)
こういうこと書くと「このサークルは傲慢!」とか言われちゃうんだけど、貰う人はたくさんもらう上に、それをもって帰るのも大変だったりするし、ヘタすると差し入れだけでダンボール箱何箱分のお菓子とかグッズとかになって、それを送るための送料もバカにならないし……。

という世知辛い話は抜きにして、文章で感想もらうのは後々まで喜びが持続するのでいいことづくめです。
その場で「面白かった!」って言ってもらうのもいいのですが、イベント会場内で言われたことって覚えてないことが多いので、出来ましたら名無しでもいいので形の残る手紙のほうがありがたい…。

ただし。
感想って何書いていいかわからないという人は多いんじゃなかろうか。
よくTwitterとかで【感想もらったけどその感想が不愉快なんでやめる】とか【逆カプ推奨されて、自分否定されたみたい】とかって話を聞きます。
書き手側としては辛辣な感想も欲しかったりはするんだけど、けなされたり否定されたりはされたくないのよね。 その辺ごっちゃになってる人も多いと思います。
あと、感想を書くって、国語の宿題の【読書感想文】みたいなのかかないと!って気持ちの人も多いんじゃなかろうか。ぶっちゃけ、学校の読書感想文は正しく読書感想文じゃないので(結構先生が書いてほしいことを書かないと点数取れないという意味において)、あれは忘れたほうがいいと思います。

じゃあ、どういうふうな感想を書くと、相手に喜ばれるの?
好きな作家さんに不愉快な思いさせたくないよ!

そんな人のために、基本テンプレートを幾つか紹介したいと思います。

※タイトルに【電波】がついてあるあたり、察していただきたいのですが……テンプレそのまんまで出すとあっという間にバレるからな!

 

<まずは基本形>
「○○○○さんのxxxxxという本、とっても面白かったです!次の作品も楽しみにしています!」

……これだけ?って思われますが、ベースはこれです。

ポイントは「○○○○」の部分に作品を書いた人の名前を入れること(特に個人じゃなく複数人サークルの場合は、誰のが良かったかでもめるケースがあるので、名前を入れた方がいい)。
あと、xxxxxの部分にタイトルを入れることで、どの本かわかるし、ちゃんと読まれたって印象をあたえるので、ほんのタイトルは間違えないように正確に。人によっては新刊も2冊あったりするし、ジャンルやカプもバラバラだったりするのでね。 

「こんなんじゃ短すぎて感想じゃない!喜ばれない!」

んー。じゃあ、これに追加する形で。


<もっと色々書きたい人向け>
「○○○○さんのxxxxxという本、とっても面白かったです!
 XXXのシーンとか、すごく迫力があって引き込まれました!
 AとBの話が切なくてキュンと来ました!
 nページのネタが物凄くツボでした!
 次の作品も楽しみにしています!」


……ここでのポイント。

作品を否定しない。肯定面だけを書く。
(因みにテンプレなんであえて「!」を多用してますが、あんまり入れ過ぎるとわざとらしいのでそのへんは臨機応変に。コピペかどうかを判別しやすくする目的もあるので…)

結構よくある困った系感想に、「A×B本の感想にC×Bの方がいい」とか、「これはB×Aじゃないですか?」みたいな、作品否定形の感想。本人は否定してる気が全くないのがさらにめんどくさい。
……ああ、この人の作品でA×BじゃなくてA×Cが読みたい!とか、A×Bとか書いてあるけど、どっちかというとC×Bじゃね?みたいな感想は持つことあるけど、その人のモチベーションを下げる元なので、書かないほうがいい。言わない方もいい。Twitterとかも言わないほうがいいかなあ。どこでどう伝わるかわからないし。

「それってただの太鼓持ちみたいじゃないですか!こんなの感想じゃないです!こうするともっと良くなる!みたいな意見だっていいたいし、リクエストしたっていいじゃないですか!」

……ああ、うん。そういう「辛辣な感想希望」っていう書き手さんいますね。自分もそうですが。
ただ、それはそれで、書き手のためになるような書き方ってあるのですよ。 


<辛辣な感想と否定は違うのよ>
「○○○○さんのxxxxxという本、とっても面白かったです!
 Aが好きなので、もっと活躍してるといいなと思いました!
 A×Bに見せかけてCが結構出てきたのって、もしかして伏線?と思いました。次はCのお話でしょうか?
 nページの話ってオリジナルですか?原作だとどこだかわからなくて…すみません。
 nページの「XXXXXX」って台詞は誰の台詞ですか?すごくいい台詞なので気になって。
 次の作品も楽しみにしています!」


……これでも嫌がる人はいると思う。基本的に辛辣な感想って難しいんですよ。
なので、大原則として「上から目線にならないように気をつける」(気をつけても上から目線になるのが読者ですが)と、さっきと同じく「作品を全否定しない」「別カプ(別ジャンル話)を要求しない」です。

……その人がやっていた前ジャンルや前カプの話が読みたい!はリクエストとしてセーフだとは思う。圧力になるとキツイけど。
ただ、それは今書いてる作品を否定せず、その上で「前カプの作品も好きなので、そちらも楽しみにしています」ぐらいだったらというのはあります。
「こんな糞ジャンルよりも前ジャンルが好きだから、さっさと戻ってきてください!」みたいなのは、現ジャンルも前ジャンルも嫌いになる原因どころか、同人活動嫌になってやめちゃう可能性もあるので、絶対ダメですよ。

それから、作者の思ってるのと違う解釈してるかも…と考えちゃう人は、
「XXXXってnnnnnだと感じたんですけど、もしかして間違ってますか?間違ってたらごめんなさい」
みたいに「自分が間違ってるかもしれないから確認したい」という形をとったほうが相手の負担になりにくいです(ならないとは言わない)。察せる人はこの言い回しで「あ、自分の書きたいものが表現できてないんだ」と思うし、察せない人なら「この人わからなかったんだ…でも、それなら教えてあげればいっか、めんどくさいけど」くらいですみます。ただ、こう言う感想嫌がる人はとことん嫌がるので(とにかく自分を受け入れてくれる人だけを求める書き手さんっているのです)、人によるというのは頭に入れておいたほうがいいと思います。

<辛辣な感想は言った人の肩書によっても受け入れられる>
ここまでの感想は一般人な読者が感想を書く場合はとなります。
これが、例えば【プロの編集者】とかになると、こんな周りくどいこと言わずにズバズバ言ったほうが良い場合もあります。そして、プロ漫画家とかプロ編集者の感想ってのはいつだって正しい!と思われがちだったりします。

ただし。

プロだろうが感想ってやつはあくまで個人が思ったこと
プロの感想が的はずれだったりすることは普通にあります。
(表現方法は色々あるので、そのプロがセオリーとしていない表現方法を「これは漫画になってない」と言い切っちゃうケースは結構ある)
連載漫画も、編集があれこれ修正要求したり、編集の好きキャラ贔屓とかで、作品として面白くなくなっていったという話も実はあったりします。

なので、プロだろうがなんだろうが、腑に落ちない感想はハイハイとそのまま聞いておいて、他の人にも見せるくらいがいいんじゃないかなあと思います。何人かに見せて異口同音で同じ指摘を受けたら、多分そこは直した方が良くなる場所だと思います。
読者立場の辛辣な感想も、同じです。
一人にくそみそにけなされても、無視していいと思うんだ。
「下手くそ」という感想が、実は【その人の好みじゃなかっただけで、下手かどうかは別】ってケースも有ります。
(好みかどうかと上手い下手を区分できない人は世の中に沢山います)
(あと、嫉妬心で【下手くそ】って言ってるケースもあるしね)
ただ、友人とかに見せて、どう?って聞いてみて「たしかにそういう感想来るかもねー」って言われたら、なおした方がいいかもしれないです。

<超個人的に>
感想はもらうとモチベーションが上がるのは事実です。
なので、そういう意味で感想は送ってあげるほうがいいと思います。
ただ、感想を送るのも、それなりな文才って必要になったりします。特に批評になってくると、さらに難易度が上がります。
なので、シンプルに「あなたの話が好きです!次も楽しみです!」みたいなことを、自分の言葉でかけばいいんじゃないかなと思います。
余計なことを書くから、モメるんじゃないかなと。

……まあ、余計なこと書きたくなる作品っていっぱいあるんだけどね。
その場合は、相手から嫌われる覚悟ってのも必要だと思うのです。
嫌われたくない、でももっとよくアテクシがしてあげたいのよ!っていうのは、諸刃の剣というか、そういう高尚思想は特に女性向けでは嫌われがちだよねーと思います。

以上、女性向けの中から嫌われがちな人の電波記事でした。まる。
 

追記:感想に関するこんな記事もどうぞ。
 【感想モンスター】からは逃げるべき