日中体調が悪く、しかし眠れないので、ようやく夏コミの本を読み始めた濱澤さんです。こんばんわ。
本当は仕事もあるし、イベント準備もあるので、本を読んでる場合じゃないのですが、椅子に座ってるだけでも辛いので仕方ないのです…。線維筋痛症以外にもなんか疾患抱えてるんじゃないかなあとぼんやり。
(尿酸値が高いと言われたんだが、痛風は発症しておりません)

そんなわけで、ぼんやりと文章同人誌を中心に読んでいたのですが(元々漫画よりも文章系のほうが買ってる冊数が多いというのもある)、バンバンさんの「スケブ狂の詩」という夏コミ新刊を読んでおりまして。
スケブ大好きな作者がスケブに対する愛について語ってるなかなかの快作なので、文章嫌いじゃなければおすすめしたいと思います。
で、その中に「スケブの起源」という項目がありまして。
評論本らしく(?)イベントでスケブを書くという習慣が何時頃から起きてるのか?を調べてみたんですが。

「何の成果も得られませんでした!!」 

というオチになってた何か。

確かに即売会におけるスケブの習慣っていつからかなあとぼんやり考えてみたでござる。

ちなみに濱澤さんは基本的にスケブを受け付けておりません。
理由は簡単で、「文章サークル」だからです。
今までに90冊以上本を作っておりますが(この間数えた)、表紙に絵がある小説・評論同人誌は多々作っているものの、漫画メインの個人誌は5冊だけという何か(内訳が芸能2冊、鉄道擬人化2冊、艦これ1冊)。しかも芸能の1冊と艦これについては漫画って言い切っていいかよくわからんので…純粋なマンガ本は減ります。
(あとアンソロ的な本で漫画を書いてた時期はありました。芸能同人時代)
で、「文章ものばかりです!」と言い切っているのにもかかわらず、スケブをお願いする困った方が数名います。たいていは小説書きなので…というと引き下がるのですが、1回だけ引き下がらなくて言い合いになったことはあったなあ…あれがスケブ男だったのかもしれん。 本を買わずにスケブ依頼だったし。

ちなみに机上にマンガ本がある時はスケブを頼まれないという妙なジンクスはありますw

 

で、実はバンバンさんより即売会デビューは遅いのです、私。
(濱澤さん、一般参加が1996年3月の名古屋、サークル参加が1996年6月の浜松になります)
(どちらもスタジオYOUさんのオールジャンル(コミックライブ、おでかけライブ)です)

その時点でスケブって普通にみんな受け付けていて、その時には「スケブを描かせてもらうことで、自分の絵が好きという人に喜んでもらうと同時に、絵の修行の一環として絵かきならば書くべきもの」と漫画サークルさんに教えてもらったのを覚えております。が、当時それが当たり前だったのかはよくわからないです。そもそも自分は当時から小説メインサークルでしたので(マンガ本もあるんですが、いま見ても下手くそだと思う)。

スケッチブックに絵を描くってのは、肉筆同人誌とも関係があるんじゃないかなーと個人的には思っております。
肉筆同人誌というのは、文字通り手書きの同人誌。ノートやスケッチブックに手書きでマンガやイラストや小説を書いて現物を回し読みしたり、文集形式で作った原稿を1セットずつ挟んでいき、最後まで回ると1冊出来るという方法だったりします。どっちにしろ、現物の1冊のみしかなく、丁寧に読まないといけないどころか、誰かがそのまま持っていったっきり帰ってこなくなったりといろいろあったらしいです。
この時点で「同人誌」というものは同好の士がこっそり回し読みするものであり、基本売るものじゃない(量産できないからねえ)のでした。

今は印刷所やコピー機なんかで同じものをたくさん作って頒布することが可能なわけですが、量産するのに必要な費用分だけ負担してよ!ってのが「頒布であって販売じゃない!」の根拠だったりするのですが、話がややこしくなるのでとりあえず棚上げ。

この肉筆同人誌の発展形がスケブ書きなんじゃないかなーと勝手に思ってみたのよねと。
1枚しか存在しないイラストや漫画。
それを束にした冊子(スケッチブックだからね)。
1枚書いたら別の人に回っていくから、前の人の原稿は見れるけど、自分より後に描いた人の原稿を見るには何かの機会で同じ本が回ってくることを待たないといけない。

スケッチブック=肉筆同人誌やん!
それも個人誌じゃなく今でいうアンソロタイプの(本来の意味での)同人誌やん!

となると、起源って、(ここで取り上げるような文脈の)同人誌即売会が出来る前から存在してたんじゃないかなあと思うのです。ミニコミ誌とかと呼ばれるより前の時代。

そんなことを考えていたら、体調が良くなって今日中にやらないとまずい仕事が全部上がったので、バンバンさんにはお礼申し上げます(ペコリ)。今度あった時に何かお礼させていただきます。

ちなみに余談。
バンバンさんはA4サイズのスケブを愛用してるようですが、自分の周囲はB5サイズくらいのスケブが多かった気がします。小さすぎるスケブも描きにくいのですが、大きすぎるスケブもたくさん書かないといけないので困るんだそうな。
その昔あった「コミケでのブロックノート」は地方イベントにいくとあったりするのですが、実は文章書きは何書いていいかわからず困ったりしたものです。あのブロックノートも一種のスケブ=肉筆同人誌だよねとは思っています。

最近はスケブ受付けない人増えたかなーという気がします。
あれも一種の交流の形だと思っているのですが、そういう形の交流を嫌うサークルが増えたかなあとぼんやり思っています。ああ、スケブで嫌な思いをすると受け付けなくなるってケースもあるので、交流の好き嫌いとは別の要素もあるとは思いますが。

しかし、スケブを受けてくれた時のサークルの対応とか、描いてくれた絵が雑かどうか、ちゃんと目を書いているかどうかで評価つけてるとかっていう、このスケブに狂った男の話の本は、ワガママな買い手がどこを見ているかというのがわかって面白いなーと思うのです。いや、バンバンさん自身はいい人なんですが、そういう「狂」の部分を見ることで、人物像に深みが湧くというか。
(これによって逆に気持ち悪い、嫌いになった!という人もいるかもしれませんが、それは縁がなかっただけだと思うのが幸せだと思うの…)
あくまで「買い手視線」の一例でしかなく、他の見方をする人も当然いるわけですが、サークル側からすると「へえ」って考えさせられるのでおすすめ。

当たり前にやってる(やらされてる?)ことでも、「なんでこういう習慣あるんだろう?」とかたまに考えると面白かったりします。というお話。
(お前だけだ、というツッコミは不可)