新しくカテゴリ作ってこういう話をするのは、別に何かに乗っかったわけじゃないですが。
最近、名前の出せない本業(この表記、なんかものすごくいかがわしいんですが、そういう契約でやってるライター業というのもあるのです。ぶっちゃけ、ゴーストなんですが)でやたら「鬱病」のこと書かされたので。
仕事としては、依頼主のご要望に応じて書かないといけないため、自分の調査結果とか立場とか、つっこめないんでねえ。いくら間違っていたとしても。

あ、そういう間違ったことを書く仕事ってどうなのかって?

仕方ねえんだよ!世の中にはそういうのを作る仕事ってのもあるんだよ!(逆ギレ

というわけで、鬱病。うつ病。
これほど安易に診断される、けれどこの診断をもらったら社会落伍者の印を押される病気はないと思ってます。
実のこというと、中の人も10年ほどこの病名をもらっていたことがあります。
(もっとも、うつ病→統合失調症→双極性障害(いわゆる躁うつ病)とコロコロ変わる辺りが非常にあれでそれなんですが)

事がありますってどういうことかというと。

別の病気の2次的症状として「うつ状態」が強かったってだけだから。

 

Twitterなどでは病名を記載してますが、「線維筋痛症」という病気を患ってます。
この病気、結構最近になって知られるようになった病気のため、今でも下手な医者に行くと「気のせい」「どっこも悪くない」と言われる、非常に困った病気です。
主症状は「軽く触れたり、もしくは全く触らなくても身体が痛い、だるい」です。
もーねー。日によって痛みの度合いって違うんだけど、結構痛いんですよ。特にじっとしてると痛みが増すんで、用事のある時は無理矢理にでも出かけたほうが「気が紛れる(痛みが減るわけじゃない)」という何か。

ちなみに30歳以上の女性に多い病気って言われてるんだけど、自分は小学生の時からとにかく全身の痛みがあった。親に「あんたは本当に痛がりねえ。このくらいで痛いとかって」って言われてたので「ああ、普通の人はこのくらいの痛みがあるんだ……」とずっと思ってました。

普通の人は、鎖骨とか触っても痛くないんだって!?
え、この激痛って、普通の人はないの?

最近ようやくまともに診断してくれる病院が見つかって、「治るまでに年単位かかるかもね~」と言われました。
その前の医者は「治らないから、一生痛みと付き合っていくから、慣れるようにしてください。薬はたんまり出すから」でした。治らないから、時間かかるけど治る!ってのは、結構デカイです。

で、だ。
線維筋痛症の人は、たいていうつ症状を患っています。
そりゃあそうだ。年がら年中身体痛いんだぜ?何しても痛みから逃れられないんだぜ?
憂鬱な気分がずっと続くよ。

もっとも、うつ病も線維筋痛症も「ストレスが原因」と言われてます。
この「ストレス」が結構曲者なんですが。

本来うつ病における「ストレス」は心因性ストレスによるものが原因なのですね。
要するに、人間関係とか、家庭内トラブルとか。
ところが、ストレスって元々は「歪み」を意味する言葉です。人間関係が歪むことに苦しむから「ストレス」、家庭内のトラブルで疲れて認知が歪んでくるから「ストレス」なわけ。
線維筋痛症の場合、どちらかと言うと「体の歪み=身体ストレス」がメインで、それに決定打を与えるのが心因性ストレス。 人間の体って多少はゆがんでるものなんですが、整形外科的には正常でも、痛みコントロールをぶっ壊す程度にゆがんでると起こりやすい。これに心因性ストレス突っ込まれると一発ツモッて感じ。

たいてい寝込む程度に症状が悪化してしまってる線維筋痛症患者さんは、まず内科に行ってなんともないと言われ、そのまま精神科に案内され、そこでうつ病と診断される。
そうなると、うつ病患者として薬漬けの生活が始まるわけです。
いや、実際自分もそうだったんでねえ。

ちなみに、糖尿病とかも含め、いろいろな内臓疾患を抱えてる人も、うつ症状が出やすいんだそうな。まあそうだろうなあ。内蔵が痛む(本人が痛みと認識してるかどうかはともかく)ってのは、脳には何らかのストレスを与えてることになるわけだし。糖尿病なんかは食事制限などもあるから、そういう意味で「何らかのストレス」を抱えやすいものです。

というわけなので、うつ症状(鬱っぽい人)がみんな「うつ病」じゃないよという話。


なお、線維筋痛症であっても、抗うつ薬などが処方されることはあります。気休め程度ではあるんだが、睡眠の質が悪いと、痛みってやつは一気に悪化するので、そのために憂鬱感を取り除くための薬を出す先生は多いです。私も線維筋痛症と診断されてからも、抗うつ薬が処方されておりました。
……今の先生は薬が嫌いな先生なので、最低限の薬のみでやってます。
痛み止めの薬も、基本寝る前のみ。抗うつ薬も処方なし。ただし、日中あまりに痛かったら痛み止めを飲んでもよい。あとは、動ける時だけでいいので、10秒ストレッチを気づいたときにやる。ストレッチと言っても、背筋含めた筋肉を伸ばし、姿勢をよくするためのストレッチ。私の場合は筋肉が凝り固まったまま長いこと生きているので、そう簡単に矯正ができないんだそうな。
(ちなみに、姿勢矯正するだけで、ウエストが5cm減りました……どれだけ姿勢がゆがんでるんだ私)
ダイエットしろと言われた…んだが、ダイエットの前に姿勢矯正をして痛みを取り、運動する気力がわくようにするのが先決。

他にもいろいろ病気を抱えてる上に、すでに臓器を1個とっちゃってる関係で一生病院に通ってその臓器が作ってたホルモンを薬で補わないといけないんですが。
痛みって人には理解されないものなので、めんどくさい病気ではあります。
そりゃあ鬱になるわってレベルで。
(理解されないのもストレスだしねえ……)

私の場合は線維筋痛症なんだけど、他にもアトピーとか肩こりひどすぎとか偏頭痛持ちとかでうつ症状が強く出る人もいます。年がら年中痒いとか、何やっても痛いとか、そういうのは結構簡単に憂鬱感が継続します。でも、それは「うつ病」ではない。主症状が治ってくると、うつ症状は消えていきます。
(逆にいうと、そういう病気がないのに鬱っぽい人は、環境とか別のところに原因があったりします)
……もっとも、うつ症状が主症状を悪化させている可能性もあるから、素人判断は厳禁だし、原因がはっきりした上で抗鬱剤を一時的に処方されるはよくある話なんですが。

と、とりとめのない上に、同人に関係なさそうな話。
……いや、さ。ネットとかで見てると(同人含めた)書き手ってみんな不健康そうだからさあ。うつっぽいつぶやきしてる人多いじゃん。自分も時々やるけど。
まずちゃんと不調の原因を調べてもらったほうがいいぜと声を大にして言いたい。
……行った先の病院で正しい診断もらえるかどうかは別なんだけどね……。
(結構長い間ドクターショッピング状態で、しかも大学付属病院ですらたらい回しの人生だった人の意見)