不定期に定期開催される「同人誌の原価と頒布価格の話」
個人的には「高かろうが安かろうが、それはサークルが決めるもの。印刷費だけが原価じゃないし、それより高くても儲けにはならない。原価厨は無視しやがれそれよりお前の作品がほしい人に心を砕け」でFAなんですが。


この間友人から聞いた話。

「サークルのスペース来ては「この本ぼったくりです。原価で売らないとスタッフに言いつけますよ」っておばさんがいるの!」


……大爆笑した私は悪く無いと信じてる。

 

さっきの続きね。
「で、そのぼったくりおばさんが本を出したの。「このサークルはぼったくり本を出しています」って言うリストをまとめたの」

……暇じゃのう……。

「こみわん?とかってイベントで売ってたらしくって、この間はシティ大阪でも売ってて」

……COMIC★1ね。それ多分。

「で、今度のこみわん?で「ボッタクリを注意して改善されたサークルリストもつけてもっと分厚い本を出します」って言ってたの」


……。
とりあえず、その本買うか。そして、その本が本当にぼったくりじゃないか確認しようじゃないか(違うそうじゃない。

「なんかーコミケスタッフによくいるような男の人ばっか買っていくの」

……それはコミケスタッフが可哀想なので謝ったれよ。
そういうの好きそうなのは男のほうだし、そういう人達は大体似たような風貌してるけどさ。


とまあ、それはともかく。
原価厨であっても本を作る人の存在は確認されたわけですね(違うそうじゃない。
このボッタクリおばさんは(おばさんというだけあって)女性、ターゲットになってるのも女性サークル(ほとんどBL系のサークル)。簡単に言うと、広範囲に嫌がらせをしているおばさんであり、ぱっとみは普通ながらやってることは迷惑系スケブ男よりたちが悪いという何か。ちなみにボッタクリおばさんの特徴として「女性しかいないスペースに突撃してボッタクリと因縁をつける」んだそうで、スペースに男性がいるところは絶対に突撃してこないんだそうな。
※このおばさんの例なので、他のボッタクリ因縁厨は男性がいても、男性サークルであっても突撃するかもしれません。

なんつうかもう、面倒くさいね。

で、そのリストに載ってしまった被害サークルさんいわく、
「そのリスト本が売れる=ボッタクリおばさんの主張が正しいと思われてる!」
んだそうな。
あー、そうか。いわゆる創作本と、この手の怪文書や評論本って、買う時の基準がぜんぜん違うってのがわからないんだそうだよね……。

創作本(2次創作も含む、いわゆる何らかの物語の本)ってのは、カップリングだったり絵だったりお話だったり、そういうところが「好き」だから買うものです。嫌いだったら買わない(粘着目的除く)というのがセオリーですし、面白くない本は売れない・支持されないものです。

これに対し、評論や怪文書系は、あくまで資料として買います。話の内容の正当性は二の次三の次です。ぶっちゃけ、タイトルやテーマ買いが発生しやすいものであり、また文章物が中心なのでその場で読んでる暇ないのな。なので、内容が糞つまらなくても、買う人は買います。特に評論読みと呼ばれるような人たちはな。
※と書くと評論本は全部面白くないと思われがちなんですが、これは逆で、面白い本が多いのです。ただ、いわゆる「物語が面白い」とは別のベクトルの面白さなので、読んでも面白いと思わない人もいるかもしれません。えーっとあれだ。時刻表を楽しく読めるか否かみたいな世界だと思ってください。

なので、評論本は売れる=内容まで支持されてるとは言いがたい本もちらほら見受けられるのです。
電波本とか、怪文書はこうやって作るんだという研究目的で買う人も一定数いるしなあ。
コミケの評論島行くとわかるんだけど、本当にこの辺はいろんな方向に頭おかしいのいっぱいあります。「みんな欲しいと思ってたけど誰もこんな研究やってなかったよねすごい!」って本から、「よくそんなこと考えついたなHENTAI紳士すげー」、「電波受信するとこういうものが出来るよねそれをまとめたあんた偉い」まで。
そんなわけなので、「ボッタクリサークルリスト」と銘打たれた本を買っても、その中に収録されているサークルをぼったくりしてると思って買う人はあんまりいないと思ったほうがいいです。
……あ、皆無ではありません。残念ながら。ぼったくりリストを作った人と同レベルの買い手は当然いますし、嫌な言い方するとこの手のリストは悪用しようと思えば悪用できちゃうのです。
(注意喚起目的で書くと、「ボッタクリを指摘してそれが改善されたサークルリスト」なんてものは、「ゴリ押しすれば何でも要求が通ってしまうサークル」として、今後何らかのカモにするためのリストとして転用可能です。そういう意味で注意はした方がいいと思います)
頭おかしい人はとことん頭おかしかったりします。
そして、そういう人は大抵「普通の人の仮面」を被ってるので、非常に見分けつかないのよね。特に女子。腐女子!腐女子とは擬態が上手い女子のこと!(なんかあったらしい


それはそれとして、この手の原価厨の皆様の対処法ってどうしたらいいんでしょうねえ。
一般的には
「そんな値段で本が出来るんですか?じゃあその印刷所教えて下さい!私その値段で作りたいので!」
とかあたりが無難かなあと思うのですが。
イベント会場内ならばスタッフ呼んでね!で終わるんですが、この手の粘着な方々はスタッフに顔バレするのを嫌がって、あえてイベント終わった後のアフターや(アフター始まるまで正体隠してる)、サークルさんへのメール感想のフリして突撃したりするケースも多々あるので、イベントスタッフが何かできる範囲じゃないのですよね…。その時点で意図的だと思うんですけど。