いわゆる愚痴垢、匿名垢というものが存在するツイッター界隈。
まあ、人は誰しも愚痴りたい時がありますし、その存在自体は否定しません。
ただし、そういう愚痴垢、匿名垢で他人を誹謗中傷するということが特に最近増えてきたなと思うのです。
昔はこの手の愚痴からの誹謗中傷は2ちゃんねるでと言われておりましたが、最近は逮捕例が多発したせいか、それとも2ちゃんねるそのものが衰退しているせいなのか、そこまでひどいのは見かけなくなりました。代わりにツイッターに移行しただけかもしれません。
2ちゃんねるの場合、同一人物の書き込みはID表示化ですぐに自作自演(複数人に見せかけるなど)がバレてしまうなどの対策も、誹謗中傷が2ちゃんねるから減少している原因かもしれません。逆に言うと、ツイッターの場合、一人で複数アカウントを作成したりする方法があるからこそ、実際にやってるのは少数であっても大量の人が愚痴・抗議(誹謗中傷)しているように見せかけられちゃうんですよね。
一応ツイッター社の方でも複数アカウントを作らせないよう対策は取っているんですが、あの方法も色々とすり抜け可能なわけでして(どうするとできるかは書かないよ!)まあ、イタチごっこだろうなあと思います。

では、この誹謗中傷を繰り返す愚痴垢は、特定不可能なのか。

……んなこたぁありません。


民事事件における誹謗中傷の場合、誹謗中傷をした相手を特定した上で民事裁判を行わないといけないのですが、その際にハードルとなるのがこの2ちゃんねるやツイッターによる誹謗中傷です。
基本匿名なので、その人であるという証拠がなければ「これは私じゃありません」と言い張ることも可能で、逆に「名誉毀損」で訴えられるということになってしまいます。そのため、誹謗中傷を受けた側の人間が犯人を特定する作業が必要なのですが、これが難易度の高いものになります。
IPアドレスがわかれば、そこのプロバイダに情報開示請求を出すことで特定もできますが、一般人からの情報開示請求に応じるプロバイダはめったにありません。弁護士に依頼して出したとしても、開示請求に応じるのは五分五分で、開示を求める民事裁判を起こす必要があります。
ツイッターの場合、プロバイダなどの情報もわかりませんので、ツイッター社に情報開示請求を行うわけですが、困ったことに日本法人ですら英語の文章以外受け付けないだの、日本の法律の適用外だのとゴネる始末でして、裁判を起こしても情報開示請求の成功例は数少ないのです。更にいうと、ここで開示される情報はIPアドレスやメールアドレスだけですので、その情報をもとにプロバイダへ開示請求を行い(以下略)と、ものすごい時間とお金がかかるわけでございます。
そこまでやって、相手に損害賠償を請求したとしても、民事の場合払わず逃げるケースも多く、そもそもお金持ってないから払えないよ!ともなるわけで、苦労の割に報われないことが多く、最終的に泣き寝入りしている人が多いのが現状です。

しかあし!

今までの話は民事事件としての誹謗中傷・名誉毀損の場合です。刑事事件としての誹謗中傷・名誉毀損の場合は、犯人がわからない状態でも問題なく、また(ネット上に残る証拠などの提出や、どの部分が誹謗中傷などに当たるかの説明など色々面倒な作業があるものの)上記の情報開示請求部分は警察がやってくれます。そのうえで、逮捕、起訴され、有罪になれば一件落着です。逮捕までに時間がかかり、下手をするとその間に時効を迎えることもあるのですが、金銭面の負担はそこまでかかりません。そのうえで、犯人さえわかれば民事での誹謗中傷・名誉毀損として訴えることができ、賠償金の請求もできるわけです(と言っても、本当に払ってくれるかは別の話ですが)。
ただ、申し訳ないのですが、日本の警察さんはネットに疎い方が非常に多く、また刑事事件としての誹謗中傷・名誉毀損においては及び腰なのが実情です。いや、まじで「直接あってお話し合いして仲直りしたら?」とか平気でいいますので、はい。
とはいえ、刑事事件として取り上げられた後の警察の動きは早いです。すぐに特定してくれます。

実は、以前ありました私のトレパク騒動の件で、匿名アカウントで誹謗中傷・名誉毀損を行っていた人たちは、警察さんの手によって大半が特定されたようです。「ようです」というのは、私の件の誹謗中傷に関してはまだ刑事事件扱いになっておらず、別件で逮捕された人を調査したら余罪が山ほど出てきまして、その結果芋づる式に私の被害届案件も関係してきたというややこしい話。(薄っすらと誰かはわかっておりますが)匿名垢の個人情報については一切教えてもらえてません。まだ私のは刑事事件になってないからね!(刑事になったとしても、犯人の個人情報を教える義務はないらしい)
そっちの警察さん(他県になる)から連絡が来て、そっちの案件も関係するかもしれないから「ツイッター以外の」資料を持ってきてほしいという連絡は来て協力しております。
※ツイッター以外の資料も、被害届を出したときに地元の警察にコピーを提出してあるんですが…もう1回作り直すの?え、できれば1~2枚にまとめて?って言われて凹んだ記憶があります。
いろいろな事情により私の案件についてはどうなるか微妙なラインっぽいのですが(そもそも数が多すぎるのと、関係する人たちが複雑に絡み合っててすっごくめんどくさい案件らしい)、そこは警察さんにおまかせするしかありません。
※ちなみに、警察・弁護士ともにトレパクとされた絵については「著作権法違反に当たらない(第3者からの訴えは無効)」「むしろまとめサイト作った人たちのほうが著作権法違反(検証という形であっても元絵に書き加えたり角度を変えたり歪めたりといった加工をした時点で引用には当たらず、また著作者の許可無く行われており、著作者が訴えたので)」という話になっています。
※ちなみに海外の何処かの国の場合は、こういう検証という形での書き込みは著作権法違反にならないんだそうで。ワールドワイドの世界でも、どこの国でやったかによって有罪無罪が変わるのが面倒でございます。

つまりね!
刑事事件になると、割と簡単に匿名垢って身元特定できるから、バレないだろうと思って好き勝手他人の個人情報バラマキとか誹謗中傷とかやってると、ある日突然「警察ですけどちょっとお話きかせてもらっていいですか?」になるからね!
あと、誹謗中傷・名誉毀損の場合は刑事事件化のハードルが低いけど、全く無関係で逮捕からの~はとってもよくある話だからね!しかも自分じゃなくて似たようなことやってた人からの関連で~もよくある話だからね!

ですので、前科がつきたくなかったら、ツイッターで愚痴る程度は良いけれど、誹謗中傷や凸攻撃などはやめましょうね。憂さ晴らし的にやってる人もいるかもしれませんけれど、その憂さ晴らしがアナタの今後の人生を檻の中へと誘導するケースが有りますので……。
うん、真面目にやめたほうがいいですよ?

ん?バレなきゃいい?刑事事件にならなきゃいい?
……んー、状況にもよるけど、一応誹謗中傷・名誉毀損は刑法でも規定されてる罪だからねえ。