好きアーティストがコカインで逮捕、しかも20代から使用ということでざわついております。音源関係が一気に削除されましたが、カラオケは今のとこセーフのようです。が、割と難しいんだよね、歌自体が…。

ということはさておき。
30年近くコカインや大麻を使ってきた方が、(一見)普通の生活を遅れてるように見えるというわけで、首を傾げてる方も多いのではないかと思うのです。が、実のところ「ものすごく限定的な条件を満たせば」これ自体は不思議でもなんでもないのです。
…ものすごく限定的な条件って書くくらいなので、普通は無理なのですが。あと、この限定的な条件を満たす方法を考えると、反社会的勢力(要はやーさんマフィアさんですね)ルートがちょっと考えにくいのですが……ちょっと後回しに。

ともあれ、その限定的な条件のお話。



まずなんで麻薬類や覚せい剤(以後危険薬物類と書きます)なんかが怖いかというと。
  • 中毒性・依存性の高さ
  • 反社会的勢力の売買ルート
の2つがあるわけです。
つまり、「普通の人が普通には買えない」もので「依存性が高すぎて中毒患者になる」わけ。
ちなみに「普通の人が普通に買える」が「依存度が高く中毒患者も多い」口から呑むものがアルコール(酒)とニコチン(タバコ)です。後カフェインな。
※パチンコやゲームは口から呑むものじゃないですね…。

酒やタバコは適量を守りましょうと言われています。守らないとあっちゅう間にアル中ニコチン中毒患者になるからです。
「っていうことは?大麻や覚せい剤なんか適量を守れば中毒にならないの?」

はい。理論上はそうなります。

たーだーし!
理論上はそうなんだけど、この「適量」が危険薬物類の場合クッソ難しい。

一応、1回の適量は数mg以下。3-5日に1回が限度。
(この辺の数字はあえてぼかします。海外の研究では数字が出てるんだけど、日本人での研究が皆無なので、体格体質の差を考慮すると引き写しは危ないなと…)
で、アルコールの場合は依存性がマシな方なので、ちょっとくらい飲みすぎても休肝日を長めに開けることができればアル中にはなりにくいのですが……。

危険薬物類の場所、1回の量を少しでもオーバーすると、間隔が短くなると、あっという間に依存性の虜になってしまいます。
さらにいうと、この「1回の量」というものも純度によって変わってくるわけですが、医薬品のように管理されているものならともかく、どこで作られたかわからない危険薬物類の純度などわかったもんじゃありません。下手すればいろんなダメ成分が混ざりすぎてたり、濃縮されてたりと、グラムという単位すら信用できません。反社会的勢力の皆さんは買ってもらえないと儲けられませんので、当然「ヤク中」になってもらった方がありがたいわけです。となれば、1回の使用量も多めに出すし、回数も「毎日」とか「1日3回」とか適当なことを抜かします。ついでに言うと、成分も濃縮系だったり危険薬物類の複数混入だったりでも構わないわけです。儲けのためにやってるわけで、ヤク中になってお金払えなくなって、しゃぶり尽くした上で逮捕されそうになったらそいつを捨てて逃げるだけですから。
というわけで、普通の人は一度手を出すと抜けられないってのは、そういうことです。本当の適正量を知らない、教えた人も嘘つきとなれば、あっという間に廃人になります。なので、手を出そうとか思ってはいけません。日本人の適正量というのも、日本の法律で研究すらままならない状態なので、誰もわかりません。あと、この手の危険薬物類が持つ利点については、副作用がもっと軽くて同程度の効果が見込める薬が開発されているので…よっぽどのことがないと使う必要もありません。

ただ。
覚せい剤こと「ヒロポン」や「コカイン」などは、めちゃめちゃ厳しい基準ではありますが「医薬品」として存在しています。ただし、取り扱えるのは麻酔医など限られた人、しかも医師の管理下でしか扱えません。少なくとも処方箋があればその辺の薬局で出してくれるようなものじゃないです。そして、厳重な医師の管理下の元でのみ治療目的で使われることはありますが…医師の命令を聞かない患者の場合は別の薬に変更されることが多いので、ちょろまかして転売しようとかは無理です。そういうルートで流れる危険薬物類は皆無です(反社会的勢力が絡んでいたら別ですが)。

なので、結論としては。
「危険薬物類も適量を守れば薬物依存症にならないけど、条件が超無理ゲーな上、反社会的勢力が胴元だったりするので、1度でも手を出したら反社会的勢力との縁切りレベルを超える困難が待っているからやめとけ」
なんです。

ちなみに。
こんなこと書いてる私ですが、もう少しでモルヒネが処方されそうになったことがあります。線維筋痛症の疝痛緩和のためです。いや、特効薬とされている新薬のリリカSOSがMAXまで処方されても全く効かなくてねえ。一度入院してモルヒネ試すかまでいったことはあるんだ…。
(あとこの人甲状腺癌も患ってた時期があるので、痛みの原因がそっちかも?と疑われてたのもあります)
色々あってモルヒネNGになったわけですが。
(原因は低血圧…モルヒネの副作用に血圧低下があるそうな)
なので、医療目的で、しかも医師の厳格なチェック体制の元でなら危険薬物類の使用はあり得るよ!というのはいっとく。その時は医師の命令は守れ。後その場合に使う危険薬物類は反社会的勢力とは無関係だけど、自慢げにバカッターするとあちこちで酷い目合うので、治療が終わってから、処方されなくなってからネタにしろ。

とにかくその程度には取り扱い注意なおクスリなのが危険薬物類なので、ダメ、絶対。
後、普通な生活をしてるように見えるってあたり、精神的依存であっても肉体的依存はなかったのかもなあ…(コカイン中毒者には2-3ヶ月摂取しなくても平気、メンタルが弱った時だけというタイプがわりといるそうな…とはいえ大抵の人は切れた時の虚しさに耐え切れず濫用する傾向がかなり強いのですが)。