同人イベント界隈を離れてるわけではないのですが、仕事と趣味と実益を兼ねて、最近あちこちの様々なイベントに足を運んでいます。
で、ね。Not同人イベントで、地方開催、それも公共交通割と不便系なのにめちゃめちゃ盛り上がってるイベントというものを見てきて、共通点がいくつかあるなあと思ったので、それを書き留めておこうと思います。

……本当は、これを同人イベントに流用したいんだが、少なくとも「現時点」では割とハードルが高い。いや、やること自体はそんなに難しいことじゃないんだけどね……。



1)テイクアウトフード屋を呼ぶ
……前にも書いたことがあるんですが、町おこしの基本って「飯」なんですよね。これは1イベントであっても同じで、ご飯は重要。特に、朝から夕方までのような長丁場のイベントですと、飯があるのとないのでは人の入りが違います。
今のところ、カレーとかピザとかの美味しそうな匂いたちこめ系があると強いのですが、米とかピザ窯とかの問題(熱源的な)があるので、すでに焼いた状態で出せるパンやマフィンなんかでも割と集まります。
後、飲み物!自販機のジュースと淹れたてコーヒー・紅茶のどっちを頼むか。値段にもよるので断言しちゃいけないけど、珍しい飲み物、美味しい飲み物は、コンビニに勝つんですよね。

2)宣伝告知をがっつりと
宣伝がしっかりしているイベントは、やっぱり人が集まります。この宣伝なんですけど…今はFacebookとInstagramを中心に宣伝したほうが人が集まる感じ。あとは、出店者からの口コミ。「うちも出店しますんで良かったら来てくださいー」って、割とオタクは嫌がる傾向があるのですが、ライトオタクや一般ピーポーには有効なのよね。
……あと、できることなら地元の新聞とか、テレビCMとかと言いたいところですが、これはどこまで効果的かよくわからない。特に1日だけ開催のイベントの場合は。2~3日開催イベントは初日に取材に来てもらうと翌日一気に人の入りが増えるのがよくわかります。

3)行きやすい場所
これがですねえ。東京大阪のような大都市ですと「公共交通が便利で……」って考えるんですが、地方は違うのよ。
「駐車場が広くて無料なイベント」に行きたがるのです。うん、出店側も、結局は車で機材や売り物を運ぶので、駐車場は無料のほうがありがたい。そして、お客さんも公共交通は使わず車で来るので、無料駐車場が広々としている方が楽。近くの駐車場は有料、遠方駐車場は無料もしくは安価で無料シャトルバス運行ってパターンができると、無料駐車場が確保しにくい都心部でも割とやりやすいのですが、そこまでのお金はなかなか集まりませんしね……。
ちなみに、「無料駐車場があって、なおかつ公共交通(鉄道とか)も便利」という会場があれば最強です。が、あちこち探してみるものの、かなりレアケースでしかなく…。地方の駅とはいえ、特に特急が停まる程度に人が集まる駅で無料駐車場がある即売イベント可能な展示場って、かなりレアなんですよね…。

4)写真OK!SNS拡散歓迎!
1~3までは同人イベントでも割と取り入れやすい項目なんですが、これが(特に女性向け・オールジャンル系で)NGな項目。
人間って、楽しそうなイベントには行きたくなるものなのです。文面だけで「今日のイベント楽しかった!」っていうのは簡単だけど、インパクトには弱い。ライターが言うのもなんですけど、写真や絵の力にはなかなか勝てない!「楽しそう」って割と瞬発的に発生する感情なので、0.5秒で思わせないと難しいんですよね。
もちろん、言葉の力であっても複数人が楽しい!楽しい!言っていれば行きたくなるものですが、効率的な面を考えるとSNSに会場の様子をUPしていいイベントは人が集まりやすくなります。
……同人の場合、「顔を写すと肖像権が―」「二次創作物が写ったら作者にバレて―」「こういうイベントに参加してることが職場にバレたら―」って問題にしたがる人が多いので、SNSや写真とものすごく相性が悪いのです。要は、遠景の楽しさを伝えようと写真をSNSにアップすると、即「拡大したら私と分かる写真が!」「写真撮影許可もらってません!」「うちのサークルの後ろ姿が写ってます!」ってクレームが来るわけですよ。それでは楽しそうなイベントには見えない。
タグつけてください、撮影禁止ブースもあるのでそこは守ってくださいってイベントはあるのですが、それ以上の管理は放棄……というと言葉が悪いのですが、「当事者同士で話し合いをしてください。主催者は一切責任を負いません」と言い切ってるイベントほど、地方でも盛り上がってるなーと感じます。

この辺の理論を全部やってる(自発的にやってるのか、たまたまそうなってしまってるのかは知らない)同人系イベントがSDF系イベントなんですが、これも「遠景の肖像権ガー!」を言わない人たちが大勢な男性向けジャンルというのは一つあるかと思います。
っていうか、女性向けイベントのモブ映り込みレベルでのクレームの多さは異常。理由はわかってるけど、異常。そこまでやっておいて、「たくさん人が来てほしい―」は無理。
※「同ジャンルの仲間で」たくさん人が―ってのはわかる。が、分母を考えようよみんな。

と勢いでガーッと書いているわけですが。

会場の立地云々は主催が決めることであって、参加者がどうこうできるものでもないです。ただ、自分が参加するイベントに色んな人が来て、自分の作品を見てもらいたいのならば、Twitterだけじゃなく、様々なSNSとかサイトとか、何なら別イベントに参加した相手であってもなりふり構わず「私今度このイベント出るの!楽しいイベントだから来てね!」みたいなことは、サークル側でも一般参加者側でもできるイベントの盛り上げ方じゃないかなあと思うのです。
嫌な言い方をすると、私一人が「このイベント良いイベント!」と言ったって拡散力はたかが知れてるわけですけど、10人が「このイベント楽しいイベント!」といえば、拡散方面にばらつきがあるわけですから、拡散力は広がるわけですよ。100人なら?10000人なら?もちろんかぶりは承知のうえですから、単純な倍々ゲームにはなりませんけど。

……二次創作とか、そういう拡散してほしくないイベントも有る?
うん、そう思ってる人もいるよね。知ってる。けど、そういう人ほど「このイベント人が来ないクソイベント主催もっと宣伝しろ」というのよね。

個人的には「隠れたい人向けイベント(合言葉を知らないと入場不可レベルにハードルを上げる)」と「もっと一般に広く自分の作品を知られたいイベント(オリジナル系が割とその傾向強いかなあ…)」の2パターンのイベントを区分できるなにかがあると楽だよねと思います。そうすると棲み分けも楽ですし。ジャンルとかカップリングとかの棲み分けも大事ですけど、ね。
閉鎖的な、知る人ぞ知るイベントってのも否定しません。共通の趣味者だけが集まるオフ会の大きなものは、それはそれで需要がありますし。ただ、そうじゃない同人イベントを求めている人もいるわけで。そういう人たち向けのイベントも作っていかなあかんと思うのです。
(そういう棲み分けこそおかしい!という意見もあるでしょうが、現状の女性向け学級会を見てる限りは、棲み分けのほうが短期的には平和かなと…長期的にはあまりいいと思ってないのですが、ただでさえ少ない主催者がこれ以上潰れるのは流石に忍びなく……)

そんなことを思いつつ、明日以降は6月参加イベント(静岡文学マルシェ、NT金沢、北海道COMITIA(委託))の参加予定作品とかそんな話をしていきたいなと思っておりまする。