個人的には、即売会の雰囲気や他のサークルが出す本を読みたいってのもあるので、自分のところが売れなければ嫌!という人ではありません。ほら、リアル即売会の参加者からしか得られない栄養ってやつがあるんスよ。
とはいえ、サークルとして参加するからには、なるべく多くの人に自分の本を見てもらいたいし、どうせなら買ってほしいよねって気持ちもあります。その感情も否定しません。
で、コロナ前と今ってどんなもんなのかという、あくまでうちのサークルにおける比較。
※あくまでうちのサークル(現在評論ジャンル)の話なので、他のサークルだと違うと思います。このへんはばらつきが大きいと思っていますので、そのおつもりでお読みください。
で、いきなりなんだが。
コミケで本が売れなくなった!と言ってる人たちに言いたいことがあります。
今回の1日の参加者は9万人。確か。
コロナ前…C97は4日間で75万。1日あたり18~19万人です。3日間冬コミのC95も57万人なので、一日あたり19万人ってとこでしょうか。
ものすごくざっくり計算して、参加者の人数はコロナ前の半分です。なので、コロナ前と比較して「人がいない!」「売上が減った!」というのは、当たり前の話なのですよ。
似たような話として、参加者が全部で200人のオンリーイベントに参加したとして、「100冊しか売れなかった!」と言うサークルがあったとしましょう。正直、参加者の2人に1人はその本を買ったことになるのですが、それを持ってこのオンリーイベントは売れないイベントと言えるかどうか。 っていうか、参加者が200人だとすると、シンプルに考えてMAX200冊までしか売れないはずです(複数買う人と買いますけどね)。そんなイベントに1000冊搬入して「めちゃめちゃ余った!」といわれてもねえ。
今回のコミケについては、当初から「来場者は9万人が上限(できるだけ交渉してもう少し入れられるようにしたいけど、多分無理)」と通達されていたわけです。なので、18万人が来場した時代と同じ数搬入しても、余るのが普通だとおもうんですけど、そのへんどうでしょうかねえ。
と言う前置きをした上で、うちのサークル。
C100のときも似たような考察をしてますが。
では、同じくPOSレジを使って売上入力を逐一行っているサークルによる、時間別売れ数グラフはこちら。(今回は評論ジャンルになってからの抽出に変更しました)

ほい。
コロナ前レベルに戻りつつあるなあ、うち。
ちなみに、このグラフは新刊既刊関係ない売れ数(Not売上)です。もっとも、C95/96はどちらも新刊を途中で完売させてしまっているので、単純な比較はできないところがちょっとだけ厄介。
で、うちのような島中サークルのピークタイムがいつなのか、折れ線グラフにしてみたのがこちら。(数が多いと見にくかったので、直近のC95,96,100,101の4箇所に絞っています)
(ちなみにC97は不参加、C98はコミケそのものが中止、C99Aは笑っちゃうくらいに人がいなかったので外しました)

うちのサークル、ピークタイムが定まらない傾向があるんですが、今回C101のピークタイムは11時半~12時でした。C100のときより初動やピークタイムが早まってる傾向が見られます。
あと、うちのサークルは元々14時以降であってもそこそこ買いに来る方もいるサークルなんですが、そのへんの傾向もコロナ禍だからといって変わる感じはしない。むしろC101はピークタイム以降もコンスタントに人が来ていたなあと感じるコミケでした。
なんというかねえ、このグラフの傾向だと、もっと来場者がいればもっと売れてたかもしれない。けど、この来場者数では頑張ってる方と思ってます。
ちなみに、上記2つのグラフは新刊既刊合算(当サークルで委託販売したものを除く)で計算してるので、新刊のみでの集計。
こちらも、C99A新刊を除く評論直近5作品での「新刊初売り時での売れ数」
(C99A新刊は文芸(都々逸)のため対象外)

※C100は新刊2冊出してます。
※C95新刊は13時半頃、C96新刊は14時半頃完売
※実はこの5冊、全て初版冊数が同じ新刊です。
……なーんかよくわからないんですけどね。
C101は12時台に一度凹むんですよね、グラフが。体感的には誤差、かなあと思うんですけど。
こうやって新刊の売れ数だけ見ると、コロナ禍前の売れ数より全体的に低くなりがちではあります。ここはもう、母数であるコミケ来場者数制限の影響だろうなあと思うのですが。
それと、C100よりは新刊が全然売れています。来場者数の違いは1万人のはずなのに、こうもはっきり違いは出るものかってくらいには。
その点を考慮すると、
個人的には、コロナ禍を境に世の中は色々と変わってしまっていて、それはコミケであっても逃れられない宿命であると感じています。そして、「変わった」ことを自覚しているサークルと「変わってない!戻った!」と思いこんでいるサークルでは、認識のズレや搬入数の考え方にずれがあっても仕方ないところなのかなと。
なんでしょうか、真面目な話、コロナ禍で一番影響を受けまくったC99を知っているサークルほど、ちゃんと現状のコミケを理解している気がします。逆にC99を知らない、ブランクが開いているサークルほど見誤っている感じ。もちろん、ブランクが空くことは仕方ないんですけど、もうそれはブランクだし、あの頃とは違うのよ…みたいな意識高い発言をしたくなってもそれは仕方ないと思う程度には。
ちなみに言うと、今回のコミケで「売れない!」と言っているサークルほど、事前の宣伝が回っていない、当日スペースに行っても何を書いている本を売っているのかわからない、本自体が何の本なのかさっぱりわからない傾向が見られます。多分本人は何の本なのかは分かっているし、思い入れのある表紙とか告知だとか机上POPなんだろうなあとかはわかるんですけど、基本的にあれだけサークル数が多いところですと、特に当日においては0.5秒で何の本かわかるサークルスペース(もしくは表紙)でないと手にとってすらもらえないなあと感じています。
選ばれた人しか買われないコミケになった!と嘆く前にさ、売れたいのならば時代の流れに乗っかってみようよ自分らしさを忘れずにさ、みたいな。
という正月ボケで若干溶けた脳内で集計した何かより。
※C101新刊はこちらから通販しています。
とはいえ、サークルとして参加するからには、なるべく多くの人に自分の本を見てもらいたいし、どうせなら買ってほしいよねって気持ちもあります。その感情も否定しません。
で、コロナ前と今ってどんなもんなのかという、あくまでうちのサークルにおける比較。
※あくまでうちのサークル(現在評論ジャンル)の話なので、他のサークルだと違うと思います。このへんはばらつきが大きいと思っていますので、そのおつもりでお読みください。
で、いきなりなんだが。
コミケで本が売れなくなった!と言ってる人たちに言いたいことがあります。
今回の1日の参加者は9万人。確か。
コロナ前…C97は4日間で75万。1日あたり18~19万人です。3日間冬コミのC95も57万人なので、一日あたり19万人ってとこでしょうか。
ものすごくざっくり計算して、参加者の人数はコロナ前の半分です。なので、コロナ前と比較して「人がいない!」「売上が減った!」というのは、当たり前の話なのですよ。
似たような話として、参加者が全部で200人のオンリーイベントに参加したとして、「100冊しか売れなかった!」と言うサークルがあったとしましょう。正直、参加者の2人に1人はその本を買ったことになるのですが、それを持ってこのオンリーイベントは売れないイベントと言えるかどうか。 っていうか、参加者が200人だとすると、シンプルに考えてMAX200冊までしか売れないはずです(複数買う人と買いますけどね)。そんなイベントに1000冊搬入して「めちゃめちゃ余った!」といわれてもねえ。
今回のコミケについては、当初から「来場者は9万人が上限(できるだけ交渉してもう少し入れられるようにしたいけど、多分無理)」と通達されていたわけです。なので、18万人が来場した時代と同じ数搬入しても、余るのが普通だとおもうんですけど、そのへんどうでしょうかねえ。
と言う前置きをした上で、うちのサークル。
C100のときも似たような考察をしてますが。
では、同じくPOSレジを使って売上入力を逐一行っているサークルによる、時間別売れ数グラフはこちら。(今回は評論ジャンルになってからの抽出に変更しました)

ほい。
コロナ前レベルに戻りつつあるなあ、うち。
ちなみに、このグラフは新刊既刊関係ない売れ数(Not売上)です。もっとも、C95/96はどちらも新刊を途中で完売させてしまっているので、単純な比較はできないところがちょっとだけ厄介。
実は今回、宣伝ツイートがしっかりRTされていることを確認しています。前回C100は、ツイートしても全然拡散されなかった。そこがC100との違いじゃないかなとは思ってます。自分だけじゃなく、他の人の宣伝ツイートも結構回ってきたし。
ただ、回ってこない人はとことん回ってこなかった印象があるんですよね。コミケ直前にツイッターのインプレッション数が可視化されたことでわかったんですけど、「コミケで売れなかった」と愚痴ってるサークルの宣伝ツイートほどインプレッション数が低め。逆に「C100より全然売れてるし、コロナ禍前に近い数字売れてるよ?」ってサークルの宣伝ツイートはインプレッション数が4桁5桁だったりする。この辺については、なにかの機会で考察できたらいいなあ。
で、うちのような島中サークルのピークタイムがいつなのか、折れ線グラフにしてみたのがこちら。(数が多いと見にくかったので、直近のC95,96,100,101の4箇所に絞っています)
(ちなみにC97は不参加、C98はコミケそのものが中止、C99Aは笑っちゃうくらいに人がいなかったので外しました)

うちのサークル、ピークタイムが定まらない傾向があるんですが、今回C101のピークタイムは11時半~12時でした。C100のときより初動やピークタイムが早まってる傾向が見られます。
あと、うちのサークルは元々14時以降であってもそこそこ買いに来る方もいるサークルなんですが、そのへんの傾向もコロナ禍だからといって変わる感じはしない。むしろC101はピークタイム以降もコンスタントに人が来ていたなあと感じるコミケでした。
なんというかねえ、このグラフの傾向だと、もっと来場者がいればもっと売れてたかもしれない。けど、この来場者数では頑張ってる方と思ってます。
ちなみに、上記2つのグラフは新刊既刊合算(当サークルで委託販売したものを除く)で計算してるので、新刊のみでの集計。
こちらも、C99A新刊を除く評論直近5作品での「新刊初売り時での売れ数」
(C99A新刊は文芸(都々逸)のため対象外)

※C100は新刊2冊出してます。
※C95新刊は13時半頃、C96新刊は14時半頃完売
※実はこの5冊、全て初版冊数が同じ新刊です。
……なーんかよくわからないんですけどね。
C101は12時台に一度凹むんですよね、グラフが。体感的には誤差、かなあと思うんですけど。
こうやって新刊の売れ数だけ見ると、コロナ禍前の売れ数より全体的に低くなりがちではあります。ここはもう、母数であるコミケ来場者数制限の影響だろうなあと思うのですが。
それと、C100よりは新刊が全然売れています。来場者数の違いは1万人のはずなのに、こうもはっきり違いは出るものかってくらいには。
その点を考慮すると、
- コロナ禍コミケにおいて、来場者数の増加とともに購入者数も増えている
- ただしコロナ禍以前のコミケと比較すると、まだ売れ数は完全に戻ってはいない
- なのでC97以前の売上を基準に搬入数を決めたところは爆死しててもおかしくはない
個人的には、コロナ禍を境に世の中は色々と変わってしまっていて、それはコミケであっても逃れられない宿命であると感じています。そして、「変わった」ことを自覚しているサークルと「変わってない!戻った!」と思いこんでいるサークルでは、認識のズレや搬入数の考え方にずれがあっても仕方ないところなのかなと。
なんでしょうか、真面目な話、コロナ禍で一番影響を受けまくったC99を知っているサークルほど、ちゃんと現状のコミケを理解している気がします。逆にC99を知らない、ブランクが開いているサークルほど見誤っている感じ。もちろん、ブランクが空くことは仕方ないんですけど、もうそれはブランクだし、あの頃とは違うのよ…みたいな意識高い発言をしたくなってもそれは仕方ないと思う程度には。
ちなみに言うと、今回のコミケで「売れない!」と言っているサークルほど、事前の宣伝が回っていない、当日スペースに行っても何を書いている本を売っているのかわからない、本自体が何の本なのかさっぱりわからない傾向が見られます。多分本人は何の本なのかは分かっているし、思い入れのある表紙とか告知だとか机上POPなんだろうなあとかはわかるんですけど、基本的にあれだけサークル数が多いところですと、特に当日においては0.5秒で何の本かわかるサークルスペース(もしくは表紙)でないと手にとってすらもらえないなあと感じています。
逆に、わかる人だけ手に取ってくれればいいんだ!ってサークルについても否定しません。売れ数と一致するといいよねとは思いつつも、そこは難しいよねえってことを理解していれば、その道を突き進んでくださっていいと思います。
選ばれた人しか買われないコミケになった!と嘆く前にさ、売れたいのならば時代の流れに乗っかってみようよ自分らしさを忘れずにさ、みたいな。
という正月ボケで若干溶けた脳内で集計した何かより。
※C101新刊はこちらから通販しています。
コメント